使い捨てるものを買いたくなくて。



こちらは、いまイイトコで使っているテイクアウト容器。


奥の茶色:温かい飲み物

その横の黒:冷たい飲み物(氷を入れるので大きいのです)

手前の未晒しカップ大小:ソフトクリーム

(この他に焼き菓子を入れる紙袋もあります)


大きい方のソフトクリーム容器には、食べ歩きではなくご自宅まで持ち帰るときのために、蓋もつきます。


この蓋付きのソフトクリーム容器が残り少なくなってきたとき、その瞬間は訪れました。


「そろそろ買い足さなきゃ」と思ったそのすぐあと、


「どうせゴミになるものを、私は買おうとしているのか?」


という疑問が湧き起こったのです。


思い起こせば、プラごみの行方に心を痛めていた自分。


ペットボトルは、リサイクルできるからエコ、では決してありません。


リサイクルに回されているのは、ペットボトルごみ量の全体からすれば、ほんのわずか。およそ70%は焼却処分されているのです。

 


【参考:世界基準からズレた日本の「プラごみリサイクル率84%」の実態/Forbes Japan】



そんなペットボトル飲料を避けて、そのほかにもプラスチックのものはなるべく避けて、テイクアウト容器もプラではなく紙にこだわってきた。


それはプラごみを出したくない一心でやってきたことだけど……


プラではなく紙にしたところで、「使い捨てる=ごみを生み出している」ことには変わりないじゃないか!!!


いや、この「ごみを生み出している」ことについては前からうすうす気づいてはいたものの、直視しないように、意識しないようにやり過ごしてきた気がします。


それが、この「蓋付き容器を買わねばならない」問題にぶち当たったとたん、これまで蓋をしていた(ダジャレか)思いが一気に噴出した状態というか。


とにかく、そう思った瞬間、「それはしたくない」という拒絶反応が沸き起こったんです。


せっかく自分のお店を持ったのに、せっかく自分である程度コントロールできる場だというのに、自分の「本当はやりなくないこと」をやっていていいはずがない。


それは、イイトコを信じて利用してくださるお客様を裏切ることになるのではないか?


と、そのときそこまで思ったかどうかはわかりませんが、とりあえず、蓋付き容器を買い足すことはやめることにしたのです。


だって体が拒絶反応を起こしているものを、無理強いはできませんからね。



※もちろん、使い捨てテイクアウト容器を使っているお店のことを否定するつもりはありません。使うも使わないも、材質も、それぞれのお店の判断だし、テイクアウト容器にお金を払っているというよりは、「お客様が無事に品物を持って帰れること」にお金を使っていると考えることも可能だと思います。ただ、イイトコではこう判断して行動している、ということです。



蓋付き容器を探してみる


さあ、そうと決めたら、お持ち帰りのソフトクリーム容器をどうするか。


お客様ご自身に、蓋付きの容器を持ってきてもらう?


あるいは、店側で半恒久的に使える容器を用意して、使い終わったら返してもらう?


考えはなかなかまとまりませんが、とりあえず、ネットで手に入る蓋付きの容器を探してみることにしました。


そして、みつけたのがこちら、画像の右のものです。


(左のは蓋付きじゃないんですが、アイスクリームを食べ歩くのに使える!と思ってピックアップ)


こちらは、テーブルウェアやコーヒーまわりの雑貨を扱うkintoのタンブラー。


蓋をしたまま中の飲み物が飲めるように、蓋に小さな穴が空いていますが、ソフトクリームを入れて封をするには充分です。


蓋付きプラカップの代用になるし、ソフトクリーム容器にもなるなんて、一石二鳥アイテム!


……なのですが、お値段が3000円弱と、ちょっとお高め。


ソフトクリームをお持ち帰りされるお客様って、2個とか3個とかの場合が多いので、それだけ揃えようと思うと出費がちと痛いかなと思うんですよね…。


また、イイトコで仕入れて売ってはどうかと思ってkintoさんに問い合わせたところ、やはり最低ロットがあり、その数を売り切れるか、というと覚束ないので保留にしています。


そう考えると、イイトコでいくつか購入して、使い終わったら返却してもらって、返却時にいくらかキャッシュバックするデポジット制もやはりいいかもしれません。


まぁ、まだ考え中です。


それとは別に、陶器とかでかわいいポット型のものないかなぁ。蓋はシリコンとか、木とか。


オリジナルでつくれるのかなぁ…なんて妄想も膨らみます。



容器がないならテイクアウトしなければいい?


以前、とあるカフェに立ち寄り、コーヒーをテイクアウトしようとお店の人にお声がけしたところ、


「容器がないのでテイクアウトしていません」


と断られたことがあります。


そのときは、私にとっての予想外の答えに戸惑ったものですが、結局はゴミになるテイクアウト容器を採用したくなかったのかもしれないな、と今なら思ったりします。


容器を用意していないから、テイクアウトをしない、という選択もあるのですね。


余談でした。



お客様からの実践、いろいろ


実はこの、「テイクアウトに使い捨て容器を使いたくない」と自分が思っていることについては、少し前にイイトコのFacebookページでお伝えしました。


すると、ありがたいことにすぐに反応をいただくことができまして。


近所だから、と陶器のカップご持参でコーヒーをテイクアウトされる方や、



蜜蝋ラップでケーキやフルーツサンドをテイクアウトしてくださる方、



タッパーでケーキやクッキーをテイクアウトされる方、自前の蓋付き容器でソフトクリームをテイクアウトされる方、などなどなど、すでにいろいろな形でご協力をいただいています。


思ったことや問題意識を表明すると、それを受け止めて、共感してくださったり、いつもの行動をちょっとだけ変えてくださる方のいることに手応えを感じます。


それも地域密着の小さな店だからできる、いい面だなと思います。



給水スポットへの登録


この「使い捨てない」ことに関してはまだ考え続けていて、ドリンクのテイクアウト容器も同じです。


マイボトルを持ち歩く人がもっともっと増えるといいなと思って、「給水スポット」というのにも登録しました。


これは、お店の水をいつでもマイボトルに給水しますよー、という活動。


マイボトルを持って出かけたはいいけれど、途中で空になってしまい、さぁどうしようというとき、この給水スポットに立ち寄れば、無料でお水を満たしてもらえるんです。


こんな形で、マイボトルを持ち歩く人が増えるといいですよね。もちろんマイボトルでドリンクのテイクアウトもできますよ。


どうぞお気軽にお声かけください。


(これが「給水スポット」であることを示すステッカー)



使い捨て削減、包装ゴミ削減については今後も考え続けて何かしら行動していくと思いますので、ひきつづきお付き合いいただけたらうれしいです。


使い捨て容器ゼロへ

包装ごみゼロへ


なんてメッセージを込めたロゴを作ってみたいなぁなんてことも考えています。


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