これは去年の10月の、とある台風の日のこと。
窓の外は、一日中、雨と風が強く吹き付けていて、外を通る人はまばらだったと思います。
この日、イイトコは始まって以来初の「お客様ゼロ」デーでした。
それはそれで、たっぷりある時間を仕込みに充てたり、たまっていたナナシノ商店街のウェブサイトの更新作業をしたり、それなりに大事な時間ではあったのですが。
閉めるという選択はあるのか
こんな日は、もうお客様は来ないと割り切って、閉めてしまうという選択もあると思います。
ただ、
台風の日はお客様が来ない→開けていても仕方がないから閉める→これからも台風の日は最初から開けない=欠乏マインド
台風の日はお客様が来ない→とはいえ、いつも来ないとは限らない→だからお店を閉めてしまうのは、お客様が来るかもしれないという可能性を自ら閉じる行為だ→これからも台風の日も店を開け続ける=豊かさマインド
なのかなぁ、なんて思ったりしたのでした。
可能性を広げるほうに、まだ見ぬ誰かを助けるほうに
豊かさマインド、欠乏マインドの使い方が間違っているかもしれません。
たしか本来は、半分水が入ったコップを前にして「もう半分しかない」と考えるのが欠乏マインド、「まだ半分もある」と捉えるのが豊かさマインド、だったと記憶しています。
とはいえ、「まだまだ足りない」「もっともっと欲しい」と考えがちな欠乏マインドと、今回の「お客様はどうせ来ないだろう」という思考回路は、どこかつながっている気がするのです。
どうしてなのか、は、うまく説明ができないのですが。
いっぽうの豊かさマインドは、「今日はたまたま来なかったけど、いつもそうとは限らないじゃん。世の中は無限の可能性に満ち満ちているんだから!」とでもいう感じ。
あれ? いじけるか、いじけないか、の違いか?(笑)
とにかく。
こんな日でも、何かの縁で入ってきてくれる人がいる「かもしれない」。
そうしたら、その人にちょっとだけホッとしてもらえる「かもしれない」。
自分には、そんな可能性のほうに心を開く「豊かさマインド」のほうが性に合っているし、なんだか楽しいなぁ、そんな調子で行きたいなぁ、と思いました。
というお話でした。
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