緊急事態宣言の延長が発表されましたね。 今のところ、5月末までということですから、それまでイイトコの改装工事もストップしたままです。
でもこれ、逆に言えば5月末で宣言解除、6月からさまざまな業種が通常業務に戻るという可能性があるということで。
そうなると、ストップしていた工事も着工。
これはウカウカしていられません。
カフェ開業に向けて済ませておかないといけない「あれやこれや」が、まだ不十分だったり、モノによってはまだ手付かずだったりします。
そのうちゆっくり......なんて構えていることは、もうできません。
休校中に学校から出された課題が終わらなくて泣きそうな我が家の息子のことだって、笑ってなんかいられません。
私のほうこそ、溜めていた宿題を泣きながらこなさないといけない状態なのでした。
さあ、ということで、今やらなくてはいけないことのなかで、飲食店で最も大切なものといえば?
そう、メニューです。
この5月はメニュー作り、メニュー開発をみっちりやっていこうと思います。
ただ、宿題を今まで溜めていたのには理由がありました。
何を隠そう、私は「飲食店経験ゼロ」なので、そんな自分が飲食業をやるということ、メニューを考案するということに、どうしてもニガテ意識があったのです。
不安、と言っていいと思います。
あ、そういえば飲食経験、ゼロじゃなかった。
学生時代の一時期、下北沢のカフェでバイトをしていたことがありましたっけ(何十年前の話だよ......)。
それはともかく、なかなか手がつけられなかった理由の根っこに、この「不安」があると気付いてからは、その不安とどう向き合い、どう出口を見つければいいのか、考えました。
何か糸口になるようなものはないか......?と当たっていたところ、何かの本で読んで、手帳に書き留めていたこんなメモが役に立ちました。
そのメモとは、
・成功するイメージを描く ・そのイメージを実現する方法を考える
・その方法を実現する行動を考える ・その行動を実行する というもの。 「最終的にどうなっていたいか?」「どうなったら成功と言えるのか?」をまず考えて、そこから逆算して、現在の行動に落とし込んでいくというものです。
ちょっと考えてみます。
「成功しているイメージは?」
→好きな飲み物や食べ物を前に、ゆったりと思い思いに寛いでいる親子、または親御さん。 「どうすればそんなお店にできる?」
→お友達とのおしゃべりのお供になるような、あるいは一人、あるいは親子の時間を寛いで過ごせるような、食べやすくて、おいしくて、ちょっとセンスのある喫茶メニューを提供する。 「どんな行動を起こせばそれができる?」
→品数は多くなくていい、だけど何を注文してもしっかりおいしくて、お客様に喜んでもらえるメニューを考え、それを作れるようになる。
考えてみると、とてもシンプルでした。
結局は、自分は何のために喫茶店をやろうとしているのか、という基本のところが大事なのかもしれません。
こうして見えてきたのは、凝ったメニューが必要なのではないということ。
お店にとっては「これだけは食べてもらいたい」、お客様にとっては「こんなのがあったらいいな」、という基本メニューを作り、品数を絞って、きちんとおいしくしていくこと。
かな。
そして、「経験不足」という不安には、その事実を受け止めた上で、自信を持って作り、提供できるようになるまで努力することしかないんじゃないかな、と思えてきました。
さあ、今からでも遅くはない、と信じましょう。
この5月をメニューづくり月間と捉えて、とにかくサイコーの店になることをイメージしてひたすら突っ走ることにします。
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