さる日曜日、「谷中骨董市」に古道具で出店してきました。
イイトコにとっては2度目の谷中骨董市。前回の振り返りを生かして臨みました(とはいえ、なかなかエンジンがかからず、値付けはまたまた当日その場でする始末でしたが)。
改善した点は、以下のとおり!
①展示スペースを増やす
前回と比べて大きく変えた点は、スペースの活用法。折りたたみテーブルとは別に、地べたに敷物を敷いて展示スペースを増やしました。
ブースの場所が、たまたま角地にあたり、比較的スペースに余裕があったのがありがたかったです。
②意識的にアイキャッチをつくる
昔懐かしい黒電話やイギリスのきのこ縄跳びなど、きっと見る人の目を惹くであろうものを目立つところに並べてみました。「面白い!」と、足を止めてくれた人と話のきっかけになってくれました。
話のきっかけといえば、画像に写っている絵の具だらけのパレットや、メンソレータムの容れ物、無水鍋の鍋つかみ、電気技師の道具入れも、「昔家にあった」とか、「こんなものまで売り物に?」なんて反応がありました。
茶色いヌメ革の道具入れなんて、普段から使っている人からすればいつもある当たり前の物で、「こんなものどこがいいんだ?」と思われるかもしれないけれど、私から見ればこんな素敵な風合いはない、と、ちょっと惚れ惚れしちゃうシロモノなんですよねぇ、、、。メンソレータムの下の靴墨入れも、さび具合といい、すっくと立ち上がるシルエットといい、惚れ惚れしちゃいます。そういえばお一人だけ、手に取って「これはいいね」と言ってくれた人がいましたね。売れなかったけど。
棒の先に針金のついたアフリカの調理器具らしき物も、「どうやって使うの?」と、ちょこちょこ注目を集めていました。自分が「おもしろいな」と思って準備したものがウケると、やっぱりうれしいものです。
③価格は(ある程度)強気で!
前回の反省で、いちばん課題が大きかったなぁと思ったのが、値付け。昨年、足立区内で出店しているときもちょくちょく言われていたんです。「こんなに安くていいの!?」と。
たしかに、前回のこちらの骨董市でも、値付けに失敗したなぁと感じたものはいくつかあったりしたのですよ。主にぬいぐるみやノベルティ、そして食器類。メーカーが廃業していたり、デッドストックだったりして今では手に入らないもの(骨董はたいがいそういうものですけれど)は、もっと強気な価格を付けるべきだなぁ、と。そして、それだけの価値を感じてくれる人に買ってもらうべきだなぁ、と。
ただ、そういう人に出会えないと当然のことながら残ってしまうし、売上目標や、少しでも荷物を少なくしたいことを考えると、安くしてでも売るべきかと迷うし、、、そこは難しいもの。これからも、出店先の客層や規模などによって考えていくことなのでしょうね。
今回は、廃業したぬいぐるみメーカーのオルゴールの熊さんに、強気というか、真っ当だと思われる価格を付けました。だってこれ可愛いし、状態もいいし、オルゴールの音色もいいし、何より曲に合わせて首が回るんですよ!
そして無事に売れました。よかった、、、
品物が引き立つ余白か、宝探し感覚のごちゃごちゃ感か
そんなこんなで無事に!売上最低目標をクリアしたわけですが、もちろん次なる課題もたくさん出てきました。
いろいろあるけれど、まずはもっと品数を増やすこと。改めて当日の写真を振り返ると、テーブルの上が寂しいですもん。まだまだ品物が置けますもん!
これ、一つ一つの品物が引き立つように(「推し」は特に)わざと余白を取って並べているということもありますが、売上を考えると品数は増やすに越したことはない!と改めて思いました。増やした上で、スペースを埋めた上で、なおかつ推しが引き立つように、とか、魅力的に見えるように、とか、「編集力」「ディスプレイ力」を磨く必要がありますね。それには、トレイや什器ももっと持っていかないといけないし、そもそも品数も増やしているのだから荷物が、、、手持ち出店だから一度に持てる荷物の量に限りが、、、。まずは「装備」ですかね。そのあたりも今後の成長の鍵を握る、のかもしれません。
それと、2回出させていただいた印象では、谷中の夕やけだんだんのすぐ上という立地から、やはり街歩きのついでに立ち寄る若い方が多いようです。電車で来ている方がほとんどだろうから大きな物は持ち帰りにくいし、また購買意欲がそこまで高くないというか、やっぱりお散歩のついでだし、、、冷やかし、というのかなぁ? そう考えると、お手頃な価格の小さなものをちょこちょこ揃えるのが吉!な感じがいたしました。
というわけで、次回もがんばりましょー!
そのうち、車のお客様の多い郊外や田舎の蚤の市にも出てみたいなー!
(次回、と言っていますがモタモタしているうちに次の谷中骨董市は満席になってしまったようなので、私の次回は一体いつになることやら、、、こんな感じですが、よろしければ次回をお楽しみにしてくださいね!)
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