今日のブログタイトルをひっくり返すと、「ないものは使えない」。
当たり前ですね。。
つまり何が言いたいかというと、
身の回りの「有りもの」を探すと、けっこう「使えるもの」がみつかるよー
というお話。
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冒頭の写真。
昨日、ラボのキッチンに取り付けた板です。
これ、ずいぶん前にラボのちょっと先のお家が取り壊された時に出てきた、
足場板のようなもの。
その質感が好きで、
「何かに使えるかな?」と
ずっと建物の横に置きっ放しにしてたのですが。。
ラボのキッチンに、こう、物をすぐ置ける場所が欲しいな
と思って考えていたところ、
浮かんだのがこの足場板の存在。
質感も、ラボのような古びた民家にぴったり。
足場板は、長さも幅もマチマチ。
それらがいくつも重なるように置いてあって、
1つだけ取り出そうとするとけっこう面倒くさいのですが、
1つだけ、奇跡的にすぐに取り出せるところに置いてあった1本を、
深く考えもせずに持ち込んでみたら。。
あれ?
これ、いけるんじゃない?
キッチンの横幅にちょうど良さそうで、
でも、ひょっとしたら余るかもしれないくらいの長さ。
こういうとき、人はどうするのでしょう?
余分な分だけノコギリで切る?
ヤスリで削る?
で、そのあとL字金具を買ってくる?
いえいえ、B型の私は後先も考えず「えいや!」とばかりゴリ押し。
つまり、キッチンの砂壁が剥がれるのを物ともせず、
その音の通り「ゴリゴリゴリ。。」と、はめてしまったのです。
(冒頭の写真で、右の壁が一部薄くなっているのは、その跡。)
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無事はまった板は、ちょっとした小物を置くのに便利。
写真のステンレストレーも、
緑のカップも、
牛乳瓶みたいな花瓶とそれに刺したドライフラワーも、
コーヒー豆柄の手ぬぐいも、
すべて「有りもの」。
ものくるで交換したり、
お花屋さんにいただいたり、
もともとこの家にあったものだったり。
物々交換でくるくる回すのだって、
民家をリノベーションするのだって、
人やモノという地域の資源を大事にするのだって、
「あるものを使う」ということですよね。
「あるものを使う」ってことは、
新しく作るのではなくって、
今すでにあるものを活用する、ということ。
今すでにあるものを使うことができれば、
新しく作る必要がないから経済的だし、
壊す必要がないからエコだし、
今あるモノも見方を変えると面白くなるぞ!ってことでもある。
これからの社会は、「あるものを使う」が
主流になっていくんじゃないかなー。
イイトコは今、そんな思いで
物々交換やリノベーションに取り組んでいます。
今ラボのキッチンを照らしているランプシェード。
ちなみにこれもこの家から出てきたものです。