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トイクラ!開催しました。


激しい雨のため、一週間延期していた「分解あそび トイクラ!」。

今日も午前中は雨が音を立てて降るほどの空模様。

心配になりながらも、午後にはなんとか雨脚も収まり、無事に開催と相成りました。

ですが、先週お申し込みをいただいた4名の方々は都合が合わず、かといって新規のお申し込みもなく(涙)、たまたまウチに遊びにきていた娘のお友だちに声をかけ、集まってもらうことに。

そして、ここでまた難問が。

トイクラ!には分解・修理する「壊れたおもちゃ」が必須なのですが、これがなかなか見つからない。

先週は参加予定の方のうち、1名の方が壊れたおもちゃを持参される予定だったのですが、他の方々は手元にないということでした。

う〜ん、意外とないんですね。

「壊れたおもちゃ」の確保、これも課題の一つです。

それでもウチの中をひっかきまわして、なんとか見つけたのがこの「魚釣りゲーム」。

一度子どもたちが外へ持ち出して雨に当たってしまって以来、音が飛んだり、音程が狂ったり、回り方がぎこちなくなったりしていたのです。

新しくなった「トイクラ!」で、おもちゃの分解・修理を担当してくださるのは、おもちゃドクターとして活躍するボランティアの秋山さん。

まずは「症状」を確認してから、いよいよ中身の分解へ入ります。

上の写真は、秋山さんが歯車の掃除をしているところ。

年数が経つと、歯車に塗られていた潤滑油が劣化して、動きを悪くすることがあるのだそう。

そこで、古い油を拭き取って、新しい潤滑油を塗っているところです。

他にも、本体の回る部分に付着していた汚れも拭き取ってもらうと、魚釣りゲームは軽快に回るようになりました。

こうして分解してみると、おもちゃが「どういう仕組みで、こういう風に動くのか」がよくわかるし、「ここがこうなってしまったから、動きに支障が出た」のがよくわかります。

ブラックボックスだったものが、仕組みが見えて、道理が分かって、やっぱりトイクラ!は面白い!

あとね、上の分解写真にもあるように、音の出るおもちゃはICチップとスピーカーが付いているんですよね。

こうなると、衝撃や何かのきっかけでチップが壊れたり、スピーカーに繋がる線が切れてしまったりすると、音が出なくなって「壊れた」となる。

売られているおもちゃのほとんどが修理して使うことを前提に作られていないから、チップは使い捨て、切れた電線をわざわざ買ってきて付け替えるなんて人は少ないから......ゴミになって終わりというわけですよ。

おもちゃに、電子音って、必要ですかねぇ......。

なーんてことも、最近のおもちゃをみると思うわけです。

でも、トイクラ!や、秋山さんの従事されているおもちゃドクターに持ち込まれたおもちゃは、こうして修理されて、また遊べるわけです。

その子が遊ばなくても、「ものくる」を通して誰かに手渡して、また遊んでもらうことができるわけです。

捨てない、買わない、シェアする暮らし、なんですよー。

やっぱり、トイクラ!、もっともっと面白くしたいな、育てたいな。

そのためには集客、そして集客のためにはまず企画自体が面白くなければ!

ということで、次は企画の中身や、それを伝える手段をもっとブラッシュアップすべく、改善していこうと思います。

次回トイクラ!ですが、壊れたおもちゃが確保でき次第、告知をしていきたいと思いますので、ぜひご注目くださいねー。

こちらは秋山さん自作のボタンゲーム。

ボタンを次々に押していって、ある条件が揃うと「ビーッ」と大きな音の出る装置。

かなりドキドキします。

こんなお遊びもときどき挟むと、子どもも飽きませんね。

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