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ロンドン蚤の市めぐり

ホテルからの眺め

ロンドン買付の旅へ


2022年11月19日(土)から26日(土)までの1週間、イギリスはロンドンへ行って参りました。


「買付」って書くとプロっぽくてなんだかカッコいいですが、要は、娘と2人の観光旅行に、蚤の市めぐりがくっついた感じです(笑)。


今回の蚤の市めぐりのスケジュールはこの通り。


土曜日

Car coot sale(Stoke Newington)

日曜日

Car boot sale (Pimlico, Battersea)

月曜日

Jubilee Market

火曜日

なし(観光)

水曜日

Camden Passage

木曜日

なし(観光)

金曜日

Portobello Market


コベントガーデンの有名なジュビリーマーケットに、ノッティングヒル近くのこれまた有名なポートベローマーケット。これは絶対行かねばと押さえました。



Car boot sale



このうちの「カーブーツセール」というのは聞き慣れない方も多いと思います。私も旅の計画中に初めて知ったのですが、車のトランク(car boot)に詰め込んで来たものを、テーブルや地面に並べて売るスタイルのマーケットです。日本でも大きな公園の駐車場などで開かれているのを見かけますよね。今回訪れたカーブーツセールは、3件とも学校の敷地内で開かれていました。


わたしが水曜日と金曜日に入れたカムデンパセージもポートベローマーケットも、実は土日のほうが規模が大きくおすすめらしいのですが、今回の旅の目的は土日に開かれるカーブーツセールのほうだったので、こちらを優先することに。


なぜかって?


それは「掘り出し物」が多い(と聞いていた)からです!


有名なマーケットは観光客向けなお値段のものが多く(実際に観光地化してる)、わたしのように自分で使うのではなく「仕入れて売る」のが目的のケースでは、ガラクタも多いけど「いい物」(=自分がいい!と思った物)が安く手に入る機会なのです。


そんなわけで着いたその日に、チェックインの時間も待てずスーツケースを宿に預けて向かった先が「Stoke Newington」のカーブーツセール。そして翌日の「Pimlico」と「Battersea」です。



こちらはPimlico のセール会場です。ロンドンのイメージを裏切るほどの快晴。



古い記念日のカードを物色しています。ここはテーブルではなく階段にお店を出していましたね。



ここでは、昔タバコのケースにおまけとして付いていたという小さなカードコレクションや、こんなユニークなカードを手に入れました。


イギリスにも干物があったのか!ってちょっとビックリしますよね。意外にも伝統食のようです。Cleethopes という港町のお土産カードのよう。ほのぼのとしたイラストもさることながら、開くと町の風景がパラパラと出てきておもしろい。



こちらは前日のStoke Newington のセールで見つけた熊の容器。一緒に行った姉や娘ははじめ「ええ⁉︎」と困惑気味だったのですが、これがいかに可愛いかをわたしが力説すると、最後には納得した様子。見れば見るほど愛着が湧いてくるんですよー。お尻も必見です!


あー、こういう他愛もない物を見つけるのがたまらなく好きだなー。


余談ですが後日行ったポートベローで熊の親方を発見。でもこれは可愛くなかった(笑)。




Jubilee Market



月曜日はジュビリーマーケット。土日のお天気とは打って変わって、雨。ここではイヤリングやブローチなどを重点的に見て回りました。



お皿もチェック。小さめサイズはちょっとした物置きに使えるし、何気なく飾っても可愛いですよね。



Camden Passage



水曜日はカムデンパセージへ。写真の右奥に見える小道がカムデンパセージです。常設のアンティークショップやカフェが軒を並べていて、水曜日と土曜日には、そこへさらに屋台が現れます。



屋台もよかったけれど、わたしが気に入ったのは小さな常設店舗。中も外もごちゃごちゃしていて、宝物の宝庫。


ごちゃごちゃ、ぐちゃぐちゃしているけれど、実は店主の選択眼・審美眼はとてつもなくいいのではないかと睨んでいます。単にセンスが通じ合うだけかもしれませんが……。お買い物をしたあと、素敵だった窓辺を撮らせてもらっていい?と聞くと快く承諾してくれました。おまけに、わたしたちの記念写真までパチリ☆


ほんとにねー、掘れば掘るほど(という表現がピッタリなくらい折り重なってる笑)楽しい物がわんさと出てくるし、ただの「片付けられない人」かと思いきや(ごめんなさい)、センスのいい物はちゃんと引き立つようにディスプレイされてるの。



こんな鳩の置物をみつけたこのお店は、公式ページの中で紹介されている「PIERREPONT ARCADE MARKET」の、奥にある常設の建物の中にあります。名前がわからないのが残念!



Portobello Market



さぁ!ロンドンなんちゃって買付旅も最終日。この日は金曜日と土曜日に市が出るポートベローマーケットへ。


「規模が大きい」と聞いていたものの、ここまでほどとは思いませんでした。上の写真はマーケットのほんの入口に過ぎません。進めば進むほど、というか、進んでも進んでもマーケットの屋台!屋台!!屋台!!!


一つの通りが終わったかと思うと、またその交差点を起点に東西南北に果てしなくマーケットが広がっているという……。ある一方はフード中心、ある一方は古着メイン、ある一方は雑貨やアンティーク、という具合に、通りごとに完全ではないもののある程度ジャンルがあるらしく、全部踏破しようとすると時間がいくらあっても足りないのと、足が棒になってしまいそうなので、わたしたちは主に古着とアンティーク方面に絞って見て行くことに。


個人的に掘り出し物が多かったのが、Golborn通りに広がるアンティーク市。数日前に娘と古着を探しに来たときにも感じたけれど、地元の人が通っていそうなカフェやレストランがたくさん並ぶ、気さくな雰囲気がいい街です。写真は撮っていませんが、ここでいくつか雑貨を見つけました。



最後に、買わなかったけどとても気になった一品を紹介させてください。若き日の新国王がプリントされた、レトロでダサ可愛いマグです。これで朝のコーヒーを飲む姿を想像したら……ウケる。可愛すぎる。もう少し安ければ買ったのになぁ……。


ああ、でも、売ることなんて考えずにお土産用に買っとけばよかったかなぁ……と、今更ながらちょっと後悔しています(泣)。




これで、蚤の市めぐりのお話はおしまいです。


もし次という機会があれば、郊外のマーケットにも足を伸ばしてみたいものです。今回の旅程ではあいにくタイミングが合わなかったけれど、ほぼ月一で開かれている「Frock me!」という大きなヴィンテージファッションの祭典もあるみたいだし、ポートベローマーケットと被ってしまって行けなかったバーモンジーマーケットもカーブーツセールみたいで面白そうだし。もし、次があれば……あれば……。



コロナ後の海外渡航について


コロナ騒ぎが始まった頃は、ワクチンを打たないと海外へ行けなくなるんじゃないかと不安になったこともあったけれど、イギリスは今、ワクチンを接種していなくても普通に入国できます。なんの申告をする必要もありません。マスクは、空港でも、市中でも、付けている人のほうが少数です。お店の入口や公共交通機関には手指の消毒液が置かれているのを目にすることもあるので、使いたい人は使うのでしょう。すでに日常が戻ってきています。


(ワクチンに関しては、G20でワクチンパスポート推奨へ声明、とかなんとか報じられていて、なにやら不穏な空気を感じはするものの……)


それなのになぜ、日本に入るときにもれなくワクチン3回接種や陰性証明が求められるのか、わたしは理解できません(比較的厳しかったドイツですら今年の6月に陰性証明表示義務を撤廃しています)。今回の旅の不安もそこにありました。ロシアンルーレットみたいなPCR検査で、仮に陽性が出たら……と思うと、ザワザワと気持ちが落ち着きませんでした。


セント・パンクラス駅にあるPCR検査施設。ネットで予約して、当日道に迷わないよう事前に下見までした。

乳幼児や若者へのワクチン推奨や常時マスクの着用、学校での黙食という「感染対策」を、日本はいつまで続けるつもりでしよう。これを書いている日には、中国政府の過激な隔離政策に対して市民のデモが広がっているとニュースが伝えています。


まぁ、飛行機の中でのマスクも、PCR検査による陰性証明も、ほんっとうに馬鹿らしいことこの上ないし、その茶番に付き合わされる情けなさと憤りとやり切れ無さといったらないけれど、それもある意味「今しか経験できないこと」、これも旅の思い出のひとつさ、と無理やり考えることにします。のちのち笑い話になるさ、と。


楽しい旅の最後に、陰性証明や日本の「感染対策」について触れるのは無粋かなぁとも思ったのですが、やっぱりいま感じていることを率直に記しておきます。


読んだ皆さんはどう考えますか?

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