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9月の軒先ものくる


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毎月さいごの金曜日は、ものくるの日! と勝手に決めてから2回目の、「ものくる」。 9月の最終金曜日の26日に、関原銀座会商店街の軒先でやってきました。

アイテムは、これまで何かの機会にちょこちょこ持ち込まれていたものに、 21日(日)のNPOフェスティバルで寄付していただいたものを合わせて。 平日、午前中。 人通りまばらな関原商店街。 それでも、見ず知らずの2人の方に品物を持ち帰ってもらうことができました。 お2人ともご高齢の女性で、お孫さんに子どものタイツや長靴、折り畳み傘、写真には写っていませんが私の好きな「脱出ゲームブック」をお持ち帰り。 交換するものはお持ちではないので(そりゃそうです^ ^;)、 次回は、10月のさいごの金曜日にここでやっているので、

もしも思い出したら何かお持ちください、とお伝えしました。

こうやって地道に、物々交換の世界に巻き込んでいきたいです。^ ^ この日の参加者は、近くの親戚のおねえさんと上記のお2人で、計3人。 おねえさんは、これからの季節に活躍しそう、と保温機能のついたカップをお持ち帰り。

他には、珍しく通りかかったややご高齢の男性が、 いろいろ話を聞いて行ってくださいました。

途中であたたかいカフェオレなど飲みながら、

「軒先ものくる」、まったり開催中〜♪ の図。

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若い人は通りかかっても、気にも留めない様子でさっと行ってしまうことが多いので

そんな人にも立ち寄ってもらうには…と考えていて、意外な視点に思い当たりました。

最後に立ち寄ってくださった男性が、 「今かばん持ってるけど、もうボロボロだし、  ここにあるものと釣り合わないでしょ〜」 という趣旨のことを話されたんです。

物々交換と聞くと、普通は等価のものとの一対一での交換を思い浮かべる、けれど。

私たちのやっていることは、必ずしも等価のものとの交換ではなくて。

しかも、一対一でもなくて。

私個人としての感覚だと、 市場でいくら高い価格のついている品物だって、 いちど買い手の手に渡った時点で、その価値はかなり下がるものだと思うんです。

土地に建つ、家のような。

あとは、その物に対して、見る人それぞれがいくら相当の価値があるかと思うかで、

値は決まる、というか。

いや、買い手の手に渡る前から、実はそうなのかもしれない。 物の価格なんて、こう言うと語弊があるかもしれないが、かなりいい加減なもの。 作るときにかかったコストはもちろんだけど、

いちばん肝心なのは、必要とする人がどのくらいいるか。

それで物の値段って決まるんだよね。

要はそれが、市場の原理というものなのかな。

だとすると、「ものくる」がやってることって、

ちょっと大げさな言い方をすると、

その市場の原理というヤツから一歩引いたところで成り立っているというか。

いわゆる「アートだよね!?」と思い至り……。

「アートなんだから、そりゃ暇な人しか立ち止まらないわ〜。ハハハ」

という結論(?)にたどり着いたわけです。

で、

アートに関わってくれる暇な人…

儲からなくても「なんか面白そう!」で集まってくれる人…

美大生か!

この近辺で美大生といえば北千住の芸大生。

そういえば、芸大生が、北千住でやってるじゃない。

それこそどんだけ価値がつくのかわからないような

古〜い一軒家を使って人の集まる場所にする、千住芸術村という活動を。

というわけで、近々芸術村に出かけていって、

商店街の空き店舗前でやってる物々交換を素材に何かやりませんかー?

という話を持ちかけに行く予定です。^ ^

そうそう、次回は開催の一週間くらい前から、

「ものくるやります」という予告を貼り出しておこうっと。

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