パリチョコソフトを作りたい
こんにちは。ソフトクリームが好きすぎて、自分のカフェでもソフトクリームを出してしまうに至ったイイトコです。
全国各地のソフトクリームを食べるのも好きなら、自分の店のソフトをどうしたらもっと美味しく提供できるか考えるのも、好き。
ソフトクリームを仕事にできるって、私にとってはとても幸せなことだなぁと思います。感謝です。
さて、そんなソフトクリームに、このたび新顔が登場しました。
その名も、「パリチョコソフト」。
冷たいアイスにチョコソースをかけると、パリパリに固まるアイツです。
市販のアイスにはけっこうありますよね。パリパリチョコがコーティングされているものとか、パリパリチョコが練り込まれているものとか。あれをイイトコのソフトクリームでやりたいなぁと思っていたのです。
というのも、いつぞや夫が、とあるお店で食べたソフトクリームの話をしてくれたのです。そこでは、なんとソフトクリームを逆さに持って、チョコソースの中に豪快にダイブ!
そして元に戻すと、すでにチョコソースがパリパリに固まっているというのです。これは面白い!ということで、いつかそんなソフトクリームを作りたいという気持ちが、頭の片隅にずっとありました。
手作りにこだわって
市販品にも固まるソースはあるけれど、やはり保存料や、使っている油の種類が気になります。チョコの味も、自分にとってはイマイチ。ならばやっぱり手作りでしょう!ということで、ネットで調べてみると、意外と簡単に作れることがわかりました。
必要なのは、25℃以上では液体だけど、冷えると固まる性質をもつココナッツオイル。ココナッツオイルの中でも、ココナッツ特有の匂いを抑えたものを使います。
そこからは、チョコや砂糖、ココアパウダーの配合のテストです。
レシピによっては、砂糖ではなくはちみつを加えたり、チョコは使わずにココアパウダーだけだったり、またその分量もまちまちだったりするのですが、これはある程度あたりをつけて試作してみるしかありません。
イイトコでは、ココアパウダーではなく本物のチョコレートを使ったホットチョコレートを作るなど、チョコにはこだわりがあるので、チョコソースを作るのに使うのはココアだけ、というのには抵抗がありました。ここはやはり、生活クラブのチョコは欠かせません。
砂糖は、ココナッツオイルに溶けきらないことがわかりました。どうしても砂糖の粒子が残ってしまい、ソースにしたときもシャリ感が際立ちます。子どもに食べてもらったら、このシャリ感がいい、という感想だったのですが、私のイメージするパリチョコはそれとは違うため、却下。はちみつでもいいのかもしれませんが、原価が上がってしまい、売価にも響いてしまいます。
ということで、試しに砂糖なし、甘味はチョコに加えられた甘味だけ、という作り方を試してみたら、これが充分に甘い! ソース単体でこれだけ甘いと、ソフトクリームに合わせたとき、アイスの風味が引き立たないことは経験上わかっているので、砂糖は加えないでいくことにしました。
ただ、チョコレートだけでは深みに欠ける印象だったので、ココアパウダーを加えてみたところ、これが大正解!甘すぎず、チョコの風味が際立つパリチョコソースが誕生したのです。ココアパウダーの持ち味はこんなところで生きるのですね。
さっそく家族や友人に食べてもらったところ、大好評。これなら!と、自信を持ってメニュー化となりました。
基本はカップ提供で、現在コーンを模索中
もともとは、逆さにしたソフトクリームをチョコソースの容器の中に豪快にディップしたパリチョコソフトを見て「作りたい!」と思ったメニューですが、さすがにイイトコでは、そんな大きさのソース壺を用意することはできません。できたとして、ロスが怖い、、、
やはりそこは大人しく(?)、カップに盛ったソフトクリームの上からソースをかけるスタイルにすることにしました。ただやはり、コーンスタイルも捨てがたく、、、ディップタイプのものとは、だいぶ見た目が違うけど、、、
そこで、ソースを上からかけてもこぼれず受け止めてくれる形状のコーンを取り寄せて、目下いろいろと試している最中です。いずれ、コーンスタイルもご提供できると思いますので、コーン派のみなさまは楽しみにお待ちください。
ちなみに現在ご提供しているパリチョコソフトは、こんな感じ。生活クラブ(第三世界ショップ取り扱い)の、素焼きアーモンドを砕いたものをトッピングしています。ナッツの風味と、パリッとしたビターなチョコのハーモニーをお楽しみいただけます。パリチョコをソフトクリームの中に砕いて混ぜて一緒に食べるのもおすすめです。
ご来店の折には、ぜひ🍦
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