新年最初の投稿は、とある工房との出会いから。
三連休の中日、わたしは用事があって朝から梅田へ自転車を走らせておりました。
そこで、本来なら右に曲がらなきゃいけないところを間違えてスーッと行きすぎまして。
「あ、しまった!」と気づいて止まったところが、こちらのギャラリーの前でした。
ここは幼稚園の送り迎えで毎日のように行き来していた道。
その時にはこんな場所、なかったのに。
看板にはアトリエと書いてある。
中は土間に、真っ白の壁に作品が点在するように置かれている。
おもしろそう!
とアンテナが立ったわたしは、用事を済ませてから寄ることにしました。
そして数時間後。
アトリエのガラス戸を開けると。。中から長身のお兄さん。
この方が作品の作り手、諸橋杢子さんでした。
(杢子は「もくこ」「もくね」「もくし」、どのように読んでもいいのだそうですよ)
ギャラリーの名前は「モクコム」と読みます。
なんでも、作業スペースのある物件を探していて、ここに行き着いたんだそうです。
物件は、元おせんべい屋さんだったところ。
そうそう、幼稚園に通っていた頃は、瓶やらショーケースやらにたっぷりのお煎餅が並べられていたなあ。
こうして外から見ると、そしてまた、アトリエの中から外の通りを眺めていると、この界隈、なかなかに風情があることに気がつきました。
諸橋さんも、そもそも作業所付きの物件が限られている中でここに巡り合ったけれど、この土地が気に入ったとおっしゃっていました。
梅田〜関原ラインに住む者として、嬉しい限りです。
千住あたりでは、古い建物をリノベーションしてアーティストや職人さんが住まう工房って増えてるけど、橋を渡った関原にも来ないかな〜って、かれこれ4年ほど、妄想してたんですよ。千住より家賃、断然安いし。
妄想がついに現実になって、嬉しいです。
みなさんも、梅田に足を伸ばされるときは、ぜひ。
アトリエ MOKUKOM
足立区梅田3-22-10